主日のメッセージ 年間第3主日 典礼の色 緑 2015年1月25日 「神よ あなたも道を示し その小道をおしえてください」 |
人を 済(すく)う道 ヨナが異邦の民、ニネベの人々に回心を呼びかけると、民も王も心を入れかえました。 イエスは宣教協力者としてペトロ達を 人を済う道に招き入れました。 パウロは異邦の地に神の愛の道を敷きました。 教皇フランシスコは使徒として貧しい地域、経済的貧困地へ司牧的訪問し、困苦にあっても喜びを生きられる福音のメッセージを告げ、人々を励ましています。 一方、豊かさを歩む国はテロ対策で、どこにいても安心できる場が少なくなっています。 諸宗教は世の悪・権力者の側に偏らず、対立を煽ることなく、貧富の格差を狭め、健康で平和な生活を営めるよう世の富の適正な配分を訴えます。それが宗教の本当の使命です。 預言が告げられるとき 大都会ニネベへ行くように主の声を聴いた預言者ヨナは、最初はその務めをしたくなかったので、外国に逃げようと船に乗りました。しかし、嵐は主の声に背いているヨナを異邦の船頭の手で海に投げこみます。それでも、ヨナは命を失うことなく 魚に飲み込まれ、腹の中で生き続け、三日三晩後、陸へ戻されました。そして、再びニネベに行き異邦人に回心を呼びけるよう命じられます。彼の言葉を聴いたニネベの人々は王も民も、協働体として回心します。 * ヨナ書:旧約聖書の12預言書の一つですが、ヨナは実在しません。 パウロの歩んだ道も異邦人への宣教でした。創造主、すべての民の主、見えない神が人間となって誠の愛に生きたイエス・キリストの福音を告げて、使徒としての道を全うしました。 主の前に喜びを分かち合う道を語ります。 ヨナのように、個人的には望まない道を歩む使命を受ける人もいます。 広い道は協働体の進む道、小道は一人ひとりの道。 いま わたしはどんな小道にいるのでしょう。 喜びの道を歩めるように祈りましょう ![]() |