主日のメッセージ          年間第5主日    典礼の色 緑   2015年2月08日 

         
    「ヨブとヨブ記」

主よ 忘れないでください。命は風にすぎないことを”
「人間の意識と体験を超える神の霊の働きへと視野を拡げ、命の未来への展望を示し希望を与える書」

 ヨブは名誉も富もあり、健康で家族にも恵まれ幸せでした。何の不足もなく幸福の絶頂にありました。しかし、このような人がどこにいるでしょうか?
 ヨブはどこにも見当たらない人間ですが、私たちの最も身近におられる方のシンボル的存在です。一人ひとりの命の中に潜んでおられる“主の霊”のようです。信じられますか?
 これは意味深い神の国の譬えであって、神の国の話、「主である神」の物語です。物理的に実証されることのない事象ですから人々は「神話」と呼ぶかもしれませんが、これは「真実」を告げる神からの言葉(預言)です。

 ヨブ記の冒頭に
  「わたしは 何も持たず、身一つで生まれた。
  人生の終わりも同じですよ。
  体だけで、何も持たないで どうぞ、ここにいらっしゃい」とあります。(121)

 それでは、私たちは何のために生き働いてるのですか?
 どうして苦しみがあり、なぜ悪があり、善人が貧しいのでしょうか?

 それは、人が愛を授かっているからではないでしょうか。
     人間には心があり、考え、創造し、楽しく喜ぶことができるからです。

 戦争の歴史を学び、過ちを繰り返さないために、人間には失敗を繰り返させない知恵があるでしょうか…。

 自分の不幸を思う時、人はいつも嘆きます。なぜ生まれたのか? どんなに悩んでいても
 苛立っても、怒っても、死にたいと思ってもそのうちに朝が来ます…目覚める時が来ます。

               211日は マリアがベルナデッタに現れた日。

         教会の庭のマリアさまは 冷たい風を受けても 見守っています。

   はじめは 司教も司祭も、誰も信じてくれませんでした。でも 神様が味方となりました。


           
マリアは心の友 イエスは共におられる命の主