主 の 洗 礼        2015年1月11日

「洗礼者ヨハネとイエスの対話と天皇新年のお言葉」
 新年にあたり、天皇は戦後70年の節目に「なぜ 世界大戦となったのか、満州事変に遡って考える」重要性を語られました。歴史に学ばずして未来を語れません。政治的紛争を避け、平和への道を拓くには自国のみの繁栄を願うにとどまらず、人類全体の健全な発展を願うことです。

 人間の尊厳に目覚めさせ、人の力を超える働き、時間と空間に制約されない恵みある神秘を証明することがキリストの福音です。イエスと洗礼者ヨハネとの間に為される対話は人格の中に秘められている神の霊の働き、つまり、天地を繋ぐ神の摂理があり、水に沈んで立つ行為には目に見えない奇跡があります。奇跡が鳩に象徴され聖霊の働きが目に見えるようになりました。

            恵みの節目には必ず奇跡がある
 「私より優れた方が後から来ます。」 (え!そんな方がいる?)その方が遠いガリラヤから
(モーセは渡れなかった)ヨルダン川に来て、洗礼をうけるのですか?(どうして なぜ?)
 ヨゼフの子と思われていたイエスから、神の子キリストとして活動するためです。人間として
 死ぬためにヨルダン川の水に沈み、立ち上がって復活の前触れとなるように、ヨハネから洗礼
 を受けることを望まれました。メシア到来を待つ人々の前に起こる奇跡、神の摂理の働きを示
 す出来事でした。

       イコン(聖画)は「伝承される神のことば」を図像化しています
 
 世田谷教会 エントランスの洗礼者ヨハネ        The baptism1430-1440, State Museum (ロシア)
               

  ヨハネは預言が真実であると荒野で学び、人間の働きを超える天の恵み・摂理・奇跡を信じ
  イエスが人間性に死に、古いアダムから新しい人となって立ち上がる復活への道を拓きます

洗礼は何かに死ぬしるしであり、日々の新しい恵みを約束しています。ヨルダン川の洗礼
は人間性に死に、神の子として生活する過越の儀式でした。その祭儀は二人の内緒の行為では

く、人類に新しい光を灯す神の介入を示す神秘です。それは永遠の証拠となる神の奇跡です。